社内表彰の景品は何を選ぶ?従業員の記憶に残る演出例とよくある失敗

社内表彰は、単なる称賛の場にとどまらず、企業の文化や価値観を社員と共有し、エンゲージメントや組織力を高める重要な仕組みの一つです。なかでも景品の選び方は、表彰の印象や受賞者の満足度を大きく左右する要素となります。
とはいえ、「何を贈れば喜ばれるのか」「毎回同じような内容になっていないか」といった悩みを抱える担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、社内表彰における景品の意義や選び方のポイント、表彰の種類ごとの演出例、よくある失敗と回避策をご紹介します。
なぜ社内表彰で景品が重要なのか
社内表彰は、社員の功績を称えるだけでなく、企業としての価値観や文化を共有する貴重な機会です。表彰によって得られる承認体験が、社員のエンゲージメントを高め、組織への帰属意識の醸成につながります。
そのなかでも「景品」は単なる物品の提供ではなく、表彰の意義を視覚化し、社員の承認体験を強化する重要な役割を担っています。社員一人ひとりとの信頼関係を育むための重要な役割を果たしているのが景品です。
【社内表彰時】景品選びのポイント5つ
社員の心に残る表彰にするために、ここでは景品選びで押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
1.表彰の目的に合っているか
景品が表彰の目的に合っているかどうかを見極めましょう。MVPや新人賞、チーム賞など、表彰の種類によってふさわしい景品は異なります。成果や活躍を象徴できるアイテムであることが、受賞者の満足感やモチベーションの向上にもつながります。
2.社員層や社風にマッチしているか
景品は、社員の年齢層や性別、価値観、さらには社風に合ったものであることが重要です。例えば、フラットな関係性を大切にする組織では、過度に高級なアイテムの贈呈がかえって反発を招くかもしれません。受け取る側の感覚に寄り添った選定が、社員の満足感につながります。
3.実用性と特別感のバランスが取れているか
景品は、日常で使える実用性と、表彰ならではの特別感の両方を備えていることが重要です。機能性に加えて、開封時の期待感なども含め、体験としての価値を大切にすることが求められます。
4.価格帯と社内評価のバランスは適切か
景品の価格は、表彰内容や受賞者の貢献度とバランスが取れていることが重要です。金額に対する納得感を設計することで、受け取る側の満足度は高まります。万が一、金額が知られた場合にも「妥当だ」と思ってもらえるかどうかを意識して選ぶことが大切です。
5.贈呈シーンとの連動が考慮されているか
どんなによい景品でも、贈呈シーンとの連動がなければ印象に残りにくくなります。表彰式や社内イベントの雰囲気に合わせて、渡すタイミングや渡し方、声のかけ方まで含めて丁寧に設計することが大切です。演出の工夫によって、景品の価値や受賞の喜びが引き立ちます。
表彰種別・演出の工夫例
表彰の種類に応じた景品選びや演出の工夫は、受賞者だけでなく周囲の社員にも強い印象を残します。
ここでは、MVP賞や新人賞、部門賞・プロジェクト賞それぞれに効果的な例をご紹介します。
MVP賞:複合設計
MVP賞の景品選びや演出では、達成感や誇りを感じさせることが重要です。
単に賞状や記念品を贈るだけでなく、社内掲示や表彰イベントと組み合わせた複合的な設計にすることで、受賞者の喜びや周囲への影響力が高まります。これにより、表彰の価値が深まります。
新人賞:記憶に残るような演出
新人賞の演出では、応援の気持ちや今後への期待が伝わることが大切です。キャリアの初期段階で受ける表彰は、本人のモチベーションや自信に影響します。
そのため、名前入りのアイテムやメッセージカードなど、パーソナライズされた演出を取り入れることで、記憶に残る体験を提供できます。
部門賞・プロジェクト賞:メンバー間でのシェア
部門賞やプロジェクト賞の景品は、チーム全員で分かち合えるものが効果的です。食事券や体験型ギフトなど、みんなで楽しめるアイテムを選ぶことで、チームの一体感を高められます。
また、チーム名や成果にちなんだユーモアを取り入れた演出も親しみやすさを演出し、喜ばれやすくなります。
よくある失敗と回避策
社内表彰の景品選びや運用では、よくある失敗がいくつか存在します。これらを事前に理解し、適切に対処することで、表彰の効果を大きくできます。
選定に時間がかかり過ぎる
社内表彰の景品を決めるプロセスで、時間がかかりすぎることがあります。その主な原因は、「なぜその景品を贈るのか」という意義の共有が遅れることにあります。効果的な表彰を目指すには、景品だけでなく表彰式や演出を含めた全体設計が不可欠です。
弊社サービスとして、三越伊勢丹 法人外商グループでは、景品を贈る背景を意識した商品の提案から、表彰式の演出企画まで包括的なサポートを提供しています。
配布が煩雑・手配が間に合わない
社内表彰の景品配布では、複数の拠点や在宅勤務の社員がいる場合、仕分けや配送の手配が煩雑になりがちです。適切な仕組みがなければ景品の手配が間に合わず、表彰のタイミングを逃すこともあります。
三越伊勢丹 法人外商グループでは、本社や支店、在宅勤務者など複数拠点への配送にも対応しています。景品の仕分けや梱包、配送タイミングの調整まで一括して対応するため、運用の負担が軽減されます。これにより、多拠点にまたがる社内表彰でも適切なスケジュールで配布が進みます。
過去の賞と差がない・マンネリ化する
社内表彰がマンネリ化すると、受賞の特別感が薄れてしまう可能性があります。特に「この賞をもらったらいつも同じ景品」という固定観念が定着すると、社員のモチベーションにも影響します。そのため、時代の変化や受賞者の声、アンケート結果を反映し、表彰制度や景品の内容を定期的に見直し進化させる設計が求められます。
三越伊勢丹 法人外商グループでは、年次ごとの制度改善や社内掲示、受賞ストーリーの共有など、文化醸成を促す視点も含めた支援を行っています。これにより、表彰の特別感の維持が期待できます。
まとめ
社内表彰の効果を大きくするためには、景品を「ただ渡すもの」として捉えるのではなく、理念や文化を伝える手段として設計することが大切です。表彰が社員にとって特別で価値ある体験となるよう設計することで、エンゲージメントの向上や組織文化の醸成につながります。
『三越伊勢丹 法人外商グループ』では、企業向けに記念品・贈答品の提案から納品までをワンストップでサポートするソリューションを提供しています。創立記念や周年行事、式典・表彰・季節のご挨拶など、さまざまなシーンにふさわしいギフトを、企業のブランドや目的に合わせてご提案いたします。贈り分け設計や包装・メッセージカード対応、各拠点への分納といった対応も可能です。
記念品準備の負担を軽減し、贈る相手に想いを届けたい企業さまは、ぜひ一度ご相談ください。
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